雨が降って関節が痛い|天気痛かも?

2015年10月20日

天気の悪い日、特に朝からじっとり雨が降っていたりすると、

何となく気持ちが落ち込むという方は多いと思います。

 

 

それどころか、体調まで優れず、関節に痛みを感じる・・・

ということも。

 

 

このような、雨の日に関節や古傷が痛む症状を「天気痛」

と呼び、その症状やメカニズムについていろいろな研究が

なされています。

 

■ “天気痛”の原因

 

 

雨の日には交感神経(活動的になる方に働く)と

副交感神経(休む方に働く)と呼ばれる二つの

自律神経のうち、副交感神経の働きが優位になります。

 

 

そのため日中でも眠たかったり、気だるかったりします。

 

 

いっぽう、気圧の影響で体内には「ヒスタミン」という

神経伝達物質が増えます。

 

 

「ヒスタミン」は体にさまざまな影響を及ぼしますが、

大きな作用として交感神経を刺激する、というものが

あります。

 

 

交感神経は筋肉や関節では血管を収縮させて身体活動に

備えるので、気圧の低い場所では血行が悪くなり痛みが

出やすくなるのです。

 

 

また、ヒスタミンに交感神経が刺激されることで、

痛みそのものを感じやすくなってしまうとも言われています。

 

 

このように雨の日は、副交感神経が優位になりやすい上に、

ヒスタミンの作用で交感神経まで刺激されてしまうのです。

 

 

つまり、自律神経が乱れる、ということ。

それにより、体はだるいのに、筋肉や関節の血管が

ギュッとしまってしまい、関節などの痛みも

発生しやすくなってしまうのです。

 

 

逆に、気圧が下がることで脳の血管は拡張するため、

頭の一部がズキズキする偏頭痛などが起こりやすくなります。

 

■ “天気痛”の対処法

 

 

対策としては、どんな病気の場合もそうですが、

きちんと睡眠を取って自律神経のバランスを

日ごろから整えておくことが効果的です。

 

 

また、適度な運動によって筋肉量を保ち、

血流を良くしておくことも大切ですね。

 

 

雨の日は必ず一定のところが痛くなる、という方は、

前もって痛み止めを服用したり、湿布を貼っておくと

いうのも有効な方法ですよ。

 

 

いかがでしたか?

天候によって体調が左右されるのは、気圧による

自律神経の乱れからだったのです。

 

 

そんな気候の変化にカラダが負けないためにも、

普段からしっかりと睡眠とり適度な運動をする

ようにしないとねぇ。

 

 

そして、是非やっていただきたいのが、

うずいたり、痛みを感じたりした時に

その部分をピンポイントで冷やしてください。

 

 

痛みを感じるということは、その部分に

熱がこもっているということですから

冷やして熱を下げてあげると、

その後にカラダは、冷えた分、

反対にカラダを温めようとしてカラダの中から

血液を流して温めます。

 

 

寝ている時に、うずきや痛みを出にくくするには、

お風呂あがりの「冷水」が効果的です。

 

 

コレは、お風呂あがりにお湯でなく、

お水にすることです。

 

 

手足にお水をかけて出ると、冷えるのではなく

反対に血行が良くなって温まります。

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お風呂あがりに水をかけて出ると

自律神経の働きも活発になります。

 

 

冷え性も改善されて風邪も引きにくくなりますよ^^

是非、お風呂あがりに水を1分以上かけましょう^^

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