冷シップと温シップの使い方

2015年9月25日

歳を取ると、肩こりや腰痛といった、

カラダのガタが身にしみてきます。

 

若い時ほど軽やかに動くこともできず、

ちょっとした運動で捻挫をすることも・・・。

 

なんとも悲しい現実です。

そうならないために、ふだんから適度な運動や

ストレッチを心がけたいものだが、痛めてしまったら仕方がない。

・・・となれば、お世話になるのがシップです。

 

昔は馬肉を貼ったり、生薬を身体に塗っていたことも

あるようだが、最近は市販品も豊富になりました。

 

家に常備している人もいるでしょう。

だが、そこで気になるのは「温シップ」と「冷シップ」の

2種類があるということ。

 

文字通り、貼れば温かいのが前者、冷たいのが後者だが、

気にせず使ってしまっている人も多いのではないだろうか? 

ここでは両者の違いや使いわけの豆知識をお届けしたい。

まずは、温シップと冷シップの違いについて。

 

実は、どちらも成分はあまり変わらず、

両方に炎症作用がある「インドメタシン」や

「フェルビナク」などが含まれている。

 

異なるのは、

温シップには温かさを感じる唐辛子成分の「カプサイシン」、

冷シップには冷たさを感じる「メントール」が配合されている

ということ。

 

要は、この違いが貼った時の温かさや冷たさになるのだ。

なら、どっちを使っても構わないと思うかもしれないが、

用途は異なり、身体の症状ごとで使い分けるのがオススメです。

 

基本的な考え方は次のようになる。

温シップ:血行を改善させたい所
冷シップ:炎症や痛みの抑制・治療している所

 

例えば、ぎっくり腰や捻挫といった急な痛み。

炎症を起こして痛みを感じたり腫れがあるようなら、

貼るのは冷シップ。

 

手元にない場合は、氷のうやアイスノンで代用もできます。

炎症により患部が熱を持っているので温シップは適しません。

 

よって、打ち身や打撲、筋肉痛といった熱を伴う症状には、

冷シップが正解だということです。

 

一方、肩こりや神経痛など、慢性的な痛みには温シップです。

個人差はあるが、身体を温めることで血行が良くなり、

症状改善が期待できます。

 

なお、カプサイシン入りの温シップだと、皮膚が刺激にされます。

使った後、すぐに入浴するとお湯が肌に刺さるような感覚に

襲われることもあるので、ある程度時間をおいてから入浴すること。

 

また、入浴後は血行がよくなっているため、そのタイミングで

温シップを貼ると、さらに効果的です。

このように、痛みや不快の種類によって使い分けるのがポイントです。

そうすることで、よりスムーズに快方に向かうことができるだろう。

 

ぜひ、お試しを!!

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