女性が40~50代になると卵巣から分泌される
女性ホルモンの一種であるエストロゲンが減り、
自律神経が乱れることから、ほてりやのぼせ、
イライラ感など更年期障害の症状に悩む方が出てきます。
しかし、体調不良で寝込みがちになったり日常の
生活さえ困難になる人も多くみられる一方で、
20~30代の頃とほとんど変わらず、ハツラツと
過ごしている方もいます。
この差はどこから出てくるのでしょうか。
家族に重度な更年期障害を経験された方がいると、
「自分も症状が重くなるのでは…」と、
心配になるかもしれません。
そんな不安を払拭するには、症状が重くなりやすい人の
特徴を知っておくと少しは楽になると思います。
更年期障害の症状が出やすい人の特徴
1:月経前緊張症候群(PMS)の重い方
生理前後の女性ホルモンの急激な変化に敏感な体質の方は、
更年期もホルモン変動により重い症状が出ることがあると
いわれています。
2:責任感の強い、几帳面な方
まじめで完璧主義の方は、どうしても日常生活で
ストレスをためやすく、その影響で自律神経の乱れを
招きやすいといわれています。
3:睡眠不足、過労、食生活が乱れている方
いずれも、症状は重くなる傾向にあるといわれています。
更年期障害を軽減するための4つの法則
1:バランスのとれた食生活を心がける
2:適度な運動を継続する
3:気分転換になる趣味をたくさん持ち、
ストレス解消に努める
4:鍼灸治療を受けてホルモンバランスを整える
更年期障害を引き起こす、エストロゲンの減少は
一定の年齢になると起こることですから、
軽い運動や気分転換を心がけてできるだけ楽に、
その時期を乗り越えることができるといいですね。
もちろん、体質などで症状が非常に重い場合も
ありますから、その時は早めに専門医に相談する
ようにしましょう。
更年期障害は一定の時期が来ると必ず症状が
軽減しますから、つらいときは我慢しすぎず、
薬で乗り切るのもひとつの方法です。