いいウンチしていますか?
歯で噛み砕かれた食べ物は、胃でさらに細かくされ(消化)、
腸に送られます。
腸は食品に含まれる栄養素を吸収し、その後に残ったカス(ウンチ)を
肛門に向けて移動させます(腸の蠕動運動)。
肛門の手前にウンチが来ると、自然と「ウンチがしたい」と感じ、
肛門からウンチが出ます。
本来、ウンチは1日1回あるのが自然ですが、
[正しくは、食事の回数ウンチが出るのが快便です]
それが「出ない」となると便秘です。
ただし、毎日排便があればいいわけではありません。
うんとイキんで、硬くコロコロしたウンチをでしているとしたら、
それも便秘です。
◆ 便秘のタイプ
・タイプ1
運動不足で腹筋に力がなく、腸の蠕動運動が弱いために
ウンチを押し出す力が足りないタイプ。
ウンチは少量で、コロコロしている。
・タイプ2
ウンチがしたいときにガマンしていたため、腸が鈍感になって
ウンチを出そうとしなくなるタイプ。
ウンチは水分不足で硬く、太い
・タイプ3
ストレスで腸が痙攣を起こして、ウンチがスムーズに腸内を
移動できないタイプ。
下痢と便秘を繰り返す
◆ 便が腸に長くとどまると・・・
腸内には、カラダにいい働きをする”善玉菌”と、悪さをする”悪玉菌”が
勢力争いをしていしていますが、”悪玉菌”が優勢になってしまう。
↓ ↓
勢力が強めた”悪玉菌”が腸内にあるものを腐敗させて有害物質を作る。
↓ ↓
頑固な便秘になり、ますます腸内の腐敗が進む。
↓ ↓
①有害物質が腸内の細胞にダメージを与えて大腸ガンに・・・
②有害物質が血液中に取り込まれ、免疫力の低下、高血圧、肌荒れ
吹き出物、肩こり、頭痛などをもたらします。
● 便秘は、万病の源=ガン・高血圧・肌荒れ・免疫の低下
「たかが便秘」と考える人も多くいますが、そんな考えは禁物です!!
腸の中にウンチが長く止まると、その中に含まれるタンパク質が腐敗して
有害物質を作ります。
この有害物質が大腸ガンや高血圧、肌荒れ、吹き出物、さらには
免疫力の低下を招くこともあります。
● 「食べる」と「出す」のバランスが重要
人間にとって「食べる」ことは非常に大切ですが、
それと同じぐらい大切なことがあります。
それは、食べたものをきちんと「出す」ということ。
便秘は健康に様々な悪影響を及ぼします。
食物繊維が豊富な野菜や海藻類、ビフィズス菌などの
摂取で便秘を解消しましょう!!
でも、食物繊維が豊富な野菜や海藻類、ビフィズス菌などを
食べていてもウンチが出ない人もたくさんいます。
それは何故かと言うと「ちゃんと噛んでいない」こと原因です。
しっかりと奥歯で噛んで食べていますか?
昔から、「一口30~50回噛みましょう」と言われていますが、
皆さんはちゃんと噛んでいますか。
最初の一口目、二口目だけでも
しっかりと噛んで食べましょう。