厚労省の発表によると
認知症患者が700万人前後に達していて、
この数字に軽度の認知機能障害の約400万人を
加えると1000万人以上になります。
これは、65歳以上の4人に1人が認知症あるいは
予備軍という恐炉しい数字です。
更に最近では高齢者だけでなく、65歳未満で発症する
若年性認知症と呼ばれるアルツハイマー病が多いとも
言われています。
40,50代で発症すると老年性よりも早く進行し、
症状も重くなる傾向があり大問題です。
多くの認知症患者に共通していることが、
早期にニオイ(嗅覚)の低下がみられています。
「ニオイ」が分かりにくくなったら要注意です。
ニオイと認知機能低下の関係は顕著ですから、
認知症になった人を何とか治そうとする努力よりも、
ニオイが分からなくなった人に対して、積極的に香りの
刺激を与えてあげるほうが、発症を未然に防げると
思います。
重症の人より、軽度のうちにニオイの刺激を与えて
改善に導くことが何より大切だと思います。
生活の中には様々なニオイがあります。
お茶のニオイ、歯磨き粉のニオイ、浸けの物のニオイ、
カレーライスのニオイ、家族のニオイ、庭のお花のニオイ
でも構いません。
ニオイで脳を刺激し、記憶の脳である「海馬」を
活性化して認知症にならないようにしましょう。