鼻はニオイを感じる感覚器と、空気を取り入れ、細菌やウイルスなどをの
外敵からカラダを守る呼吸器の役割があります。
鼻の奥には鼻腔という空間があり、その中にある鼻腺から鼻水が分泌されます。
鼻水は、呼吸で吸い込んだ空気中のゴミやホコリ、細菌、ウイルスを吸着して
清浄化し、咽頭を経て肺に送っています。
肺の中を常に適温・適湿に保つために、鼻は冷たい空気を温め、熱い空気を
冷やし、空気が乾燥している時には潤いを与える「加湿器」の役目もになっています。
鼻水の原料は、血液です。
鼻腺という外分泌腺で、血液からこしとられ、一日に約1リットルが分泌されます。
そのうち約700mlは粘液として飲み込んでいます。
◆ 鼻をかむと鼻の下がヒリヒリするのは?
鼻水の中に白血球のタンパク分解酵素が残っていると、鼻の下付近の
皮膚が溶けてしまい、ヒリヒリすることがあります。
鼻水に少し塩気があることも一因です。
ティッシュで鼻をかみすぎることで、皮膚がこすれて炎症を起こしている
場合もあります。