日々猛暑が続く夏場ですので
熱中症や脱水症状についてアドバイスを
お伝えします。
そもそも、
熱中症や脱水症の方が治療院にたくさん来るのか?
ということですが・・・
実際、熱中症や脱水症になっている場合、
どちらかというと
家の中で安静にしているか救急車で運ばれるというケースが
多いので、治療院に来るケースはかなり稀ですね。
脱水症と熱中症には、すごく似たところがあって・・
実は、“脱水症、熱中症になりやすい人”がいるんです。
成人の体の60%は水分です。
赤ちゃんは80%です。
この体の中の70%の水分を体の中で保有しやすい人と
保有しにくい人がいるらしいんですね。
僕はどちらかというと保有しにくいタイプの人です。
だから、脱水症や熱中症になりやすい身体をしています。
その違いは何か? というと、
それは筋肉の量の違いという事が分かってきました。
筋肉は一般的には、タンパク質だと認識
されていますよね。
ですが、実は筋肉は80%が水分なんです。
だから、水分を保有するタンクでもある。
筋肉の中の80%の水分が減ってくると、
実はこむら返りに繋がってくるんです。
今は夏なので、夏の脱水症のこむら返り
が多いと思います。
箱根駅伝でも同じです。
走っていく途中で必ず給水をしますよね。
で給水に失敗した場合、水分が足らなくなるので、
足がこむら返りになります。
さらに筋肉の中の水分80%をどんどん切ってくると、
水は身体を冷やす役割をしているので、水分の保有量が
少ない人は熱中症にもなりやすいわけです。
ここまでをまとめると、脱水症にかかりやすい人は
筋肉量が少ない。
筋肉が多い人がなりにくい。
なので身体を鍛えていない人、筋肉が無い人の方が
脱水症になりやすく、更に筋肉は水分を蓄える
タンクの役割もありますから筋肉が少ないと、
カラダを冷やすことが出来ないので
熱中症にもなりやすくなる。
ということです。
ですから、老人の方など筋肉量が少ない分、
夏場は熱中症でバタバタ倒れるのです。
実際の治療院で患者さんに
そうならないようにアドバイスするとしたら、
何が効果的かご存じですか?
それは・・・
今熱中症の予防ですごく話題になっているのが
「牛乳」です。
血液中のたんぱく質が多ければ
血管の中に水を呼び込んでくれるので
実は熱中症になりにくいことが
分かってきました。
なので、できるだけ
「牛乳を飲んでください」と
アドバイスをすることをお勧めいたします。
ただ、
僕は牛乳が嫌いで飲めないのですが笑
そういった場合は
ヨーグルトドリンクもOKです。
インドの人たちも暑いところにいますよね。
40度くらいのところで。
しかし彼らは熱中症にならない。
彼らは日常的にヨーグルトドリンクの
ラッシー飲んでいます。
あのおかげだと僕は思っているんです。
だから僕みたいに牛乳が嫌いな人の場合は、
ヨーグルトで代用していいと思います。
今日本ではヨーグルトドリンクが
簡単に手に入りますよね。
たんぱく質を血液に入れるために
牛乳やヨーグルトを飲むことで
血中のタンパク質を増やし水を
呼び込むことが出来れば、
こむら返りにはなりにくくなります。