前回は、熱中症、脱水症・こむら返りの予防法について
書きました。
まだまだ暑い日が続いていますね。
そろそろお盆休みになって、墓参りや海のレジャーに
行ったりと・・・・
西日本では熱中症で病院に搬送された人が500人以上に
のぼっていると今朝ニュースで言っていました。
あなたはこれまで、もし熱中症になってしまったとき
どうしたらよいと教わりましたか?
テレビからの情報でも何でもよいです。
「アイスノンみたいなので冷やす」
と聞いたことはありませんか?
例えば、「首から頭に行く一番太い動脈冷やすと良い」
などですね。
これは、本当はダメなんです。
例えば、頭からすごい冷たい水をかけると
身体はどうなるでしょう?
震えますよね。
私たちの身体は寒くなると震えることで熱を作りだすのです。
熱中症の人に冷たい水をかけて体が震えると
実は体内の熱が増えてしまうんです。
身体が熱を出そうとするんですね。
なので、熱中症が実は悪化してしまうんです。
なので、本当の熱中症の対処法としては、
「ぬるま湯のお風呂」ですね。
ぬるま湯を入れた状態でつかってもらうと、
緩やかにカラダの熱がお湯の方に逃げていってくれるので、
身体から熱を放散することが出来ます。
そうすると熱中症の治療に簡単に
応用することが出来ます。
では、
熱中症になる前に
身体を冷やすのはどうでしょう?
冷やしてぶるぶると震えてしまうのであれば
冷やしすぎです。
だから震える手前ぐらいの温度であれば、
冷やすのはもちろん気持ち良いので
やって構わないと思います。
震えちゃったら駄目です。
震える手前の温度に調整するのが大事です。
また、こむら返りになってしまったときは
どうすれば良いのでしょうか?
こむら返りの場合は、
繰り返しみなさんよくなりますね。
ふくらはぎのところからアキレス腱を触っていくと
一番固い種みたいのが残っていますよね。
こいつが残っている限りは、もう一回芽を出してきます。
だからもう一回繰り返すわけですね。
なので、
温泉場に行くと足湯をしますよね。
こむら返りになってしまった足の方は
45度くらい、ちょっと熱めのお湯に足を入れて、
で、
足湯をすると靴下はいたみたいに
真っ赤になりますよね。
このときに白くなっているところとか
まだらになっているところっていうのは
血液が流れていないところです。
もし血液がめぐれば赤くなりますからね。
なので、そこが真っ赤になるまで足を温めてもらうと
さきほどの塊のところに血液が流れてくれるので
種がなくなるわけですよ。
すると
繰り返しなるこむら返りの予防になってくれます。
こむら返りの原因は、
この一番固くなっている部分です。
肩コリも同じですが凝ったままの状態です。
あれは筋肉が異常に緊張しすぎてしまって
自分で元に戻ることが出来なくなっている
状態なのです。
で、
これは何らかのアクションをしないと
元に戻らなくなってしまう。
治療院に来ていただければ、リセットしてあげることが
できますが・・・
一般の人はそれが出来ないので
今みたいに血流を上げて筋肉自体に
血液を流すことによってリセットするのが
一番簡単な方法になります。
こむら返りに話を戻しますが夜中に足をつるとか、
明け方に足をつるというのは多いですよね。
ということはすぐには
治療院に来られないですよね。
ですから、患者さんにアドバイスするときには、
バケツの中に熱いお湯を入れて
突っ込んでくださいと教えてあげてください。
結局、
こむら返りの原因というのは、筋肉の中には80%の
水分量があって、この水分量が減ってくるのが原因です。
その結果、筋肉のパフォーマンスが落ちて
こむら返りというのは起きやすくなります。
なので、ダブルパンチです。
疲労で筋肉のパフォーマンスが落ちるのと
膏血(こうけつ)が重なるとなってしまうのです。
これが夏場だと今の理由でこむら返りになるし、
冬場だとこれに足の冷えが加わります。
なので、
季節によって足がつる原因というのは
変わってくるのです。
昔、東北に松尾芭蕉が歩いていったときに
旅先で温泉にじっくりつかるというのは
疲れをとるのと一緒にこむら返り対策も
していたのだと思います。
だから温泉場に行くと
わざわざ足湯が用意してありますよね。
あれはやっぱり旅人のために置いてあるのかな、
なんて僕なんかは思います。
ということで
脱水症、熱中症対策について書きました。
お盆休みを楽しく過ごしてください^^