休肝日、知っておきたい肝臓に負担のかからない飲み方!

2015年10月9日

そもそも休肝日とは、日常的にお酒を飲んでいる方が

自身の健康促進を目的として設ける、

お酒を全く飲まない日のことです。

 

 

細かく言えば、日頃の飲酒量が適量を超えている

(1日当たり日本酒換算で2合以上)、かつ、

毎日飲酒するという人へ注意を促すことが目的です。

 

 

つまり、適量以内の人や連日飲酒しない人は

特に休肝日を設ける必要はありません。

 

 

要は適量飲酒を守れない人に1回当たりの飲酒量を

セーブさせるのは難しいから、それなら飲む日数を

減らしましょうということが第一の趣旨なのです。

 

■ 肝臓に負担のかからない飲み方とは?

 

良質のタンパク質を摂取し、ビタミンの豊富な食事をとりながら、

日本酒であれば1日に1〜2合(180〜360ml)までの

飲酒量にすることが好ましいと考えられます。

 

 

さらに休肝日として、1週間に1~2日間、休肝日を設けて

肝臓を休めることも必要です。

 

 

特に適量(1~2合)を越える超える酒量を毎日飲まれる方には、

週に2日連続した休肝日が必須とされています。

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■ アルコールの多量摂取は、

 各種臓器の病気に繋がる・・・

 

1. 肝臓

 

脂肪がたまる脂肪肝、次に肝炎になり、

最後には肝硬変へと進行していきます。

 

 

2. 消化管

 

食道炎、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、さらに咽頭がん、

食道がん、大腸がんなどになる危険も増加します。

 

 

3. 心血管系

 

飲酒は血圧を上昇させ、高血圧を引き起こします。

また、多量の飲酒を続けると、心臓の筋肉が障害を受け、

心筋症になります。

 

 

4. 脳

 

多量の飲酒を続けると、血圧が上昇し、脳卒中にかかりやすくなります。

また、アルコールは、脳に対して直接の障害を与え、

アルコール性認知症などを引き起こします。

 

 

5. その他

 

アルコールはカロリーが多く含まれており、肥満や中性脂肪上昇の原因

となるほか、痛風、糖尿病にかかりやすくなります。

 

 

いっぽうで、飲酒量が過量になると、かえって栄養吸収障害を

きたすようになり、脳の病気や貧血にかかりやすくなります。

 

 

そのほか、女性特有の問題として、生理周期や妊娠出産の異常が

起こりやすくなります。

 

■ 私からのアドバイス

上記のように、さまざまな病気を引き起こすだけではなく、

毎日飲んでいるうちに飲まずにはいられなくなり、その結果

アルコール依存症になってしまう危険性もあります。

 

 

休肝日は、そんな危険性から身を守るためにも有効なのです。

自分自身で休肝日を決めることで「今日は自分の意思で飲酒をしない」

という気持ちを自己確認できるため、精神的な意味でも重要です。

 

 

一番は、楽しく美味しいお酒を飲みましょう^^

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