不眠症を漢方薬と生活改善で解消する方法

2015年10月29日

西洋医学にはない“未病”という概念は、

漢方医学特有のものです。

漢方では、病気になってから治療するのではなく、

普段の生活において心身の状態を整え、より健康な

状態に近づけることを重視しています。

実際、飲酒や喫煙、ストレス、食生活など、

さまざまな生活習慣が病気の原因となりますが、

もっとも見過ごせないものの一つとしてあげられるのが

睡眠です。

デジタル機器の影響やストレス過多で不眠に悩む人は

多いですが、漢方では不眠が健康状態に大きく影響する

と考えられているのです。

そこで今回は、『芝大門 いまづ クリニック』の

今津嘉宏先生に、睡眠の重要性と不眠によい漢方薬を

お聞きしました。

■良質な睡眠の重要性

(1)肉体と精神の休息

レム睡眠は身体は休んでいても脳は活発に動いている

状態ですが、ノンレム睡眠は脳も身体も完全オフ状態

(微動だにしない状態)です。身体と心(脳)の両方が

しっかり休まります。

(2)記憶と忘却

ノンレム睡眠時に重要な記憶は定着し、嫌な事は忘れる、

という頭の中の整理整頓が進みます。

(3)成長ホルモン分泌

健康&美容に不可欠な成長ホルモンは、

ノンレム睡眠時に分泌します。

成長ホルモンは日中に傷ついた肌や骨、

筋肉などの組織や細胞の修復・再生・新生を

担うだけでなく、栄養のコントロールも行います。

(代謝亢進)

(4)免疫力アップ

睡眠時に分泌するメラトニンは抗酸化作用と

免疫賦活(めんえきふかつ)作用があるため、

免疫力アップだけでなく アンチエイジングにも。

■睡眠改善のための漢方薬 

「睡眠薬のように直接眠りを誘発するのではなく、

根本原因へと働きかけ、睡眠の質を上げて、

心身の不調までも改善するのが漢方薬です。

不眠の場合もいきなり睡眠薬に頼るのではなく、

まずは生活習慣の改善から。それでも不調な場合は

漢方薬をおすすめしますが、なにより漢方薬による

睡眠改善はリバウンドがないため安心です」と今津先生。

今津先生がよく処方するのが、以下の二つです。

(1)抑肝散(よくかんさん)

不眠や睡眠障害の原因の多くが、精神

(感情・理性・情緒を司る中枢神経)。

漢方医学では、“気”の乱れが原因ですが、

抑肝散は神経(気)のネットワークの

バランスを整えてくれるため、イライラしたり、

感情のコントロールができずに不眠となっている

場合に最適です。

幼児から老人まで幅広く服用できます。

(2)五苓散(ごれいさん)

ふらつきやむくみ、めまい、耳鳴り、頭痛などの

体調不良からくる不眠があります。

これらの不調は末梢神経のアンバランスが原因

漢方医学的には、“水”の乱れで起こります。

水分代謝を整え、さらに痛みのモトとなる炎症を

抑制することで、快適な睡眠へと誘います。

■良質睡眠のための生活習慣改善ポイントは?

(1)体内時計をリセットするため朝の光を浴びる

(2)リズミカルな筋肉運動(歩行、咀嚼など)

(3)セロトニンの材料となるトリプトファンや

ビタミンB6を食事で積極的に摂る

(4)入眠時に体温が高いと寝入りやすいため、

入浴などで睡眠前に体温を高めておく

不眠は漢方の得意分野の一つです。

★ 私からのオススメです。

鍼灸治療で自律神経の働きを整えるとカラダ全体のバランスが

良くなり良い睡眠を得ることができます。

しっかりと睡眠を取ることが心身の健康の基盤になります。

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