天気の悪い日、特に朝からじっとり雨が降っていたりすると、
何となく気持ちが落ち込むという方は多いと思います。
それどころか、体調まで優れず、関節に痛みを感じる・・・
ということも。
このような、雨の日に関節や古傷が痛む症状を「天気痛」
と呼び、その症状やメカニズムについていろいろな研究が
なされています。
■ “天気痛”の原因
雨の日には交感神経(活動的になる方に働く)と
副交感神経(休む方に働く)と呼ばれる二つの
自律神経のうち、副交感神経の働きが優位になります。
そのため日中でも眠たかったり、気だるかったりします。
いっぽう、気圧の影響で体内には「ヒスタミン」という
神経伝達物質が増えます。
「ヒスタミン」は体にさまざまな影響を及ぼしますが、
大きな作用として交感神経を刺激する、というものが
あります。
交感神経は筋肉や関節では血管を収縮させて身体活動に
備えるので、気圧の低い場所では血行が悪くなり痛みが
出やすくなるのです。
また、ヒスタミンに交感神経が刺激されることで、
痛みそのものを感じやすくなってしまうとも言われています。
このように雨の日は、副交感神経が優位になりやすい上に、
ヒスタミンの作用で交感神経まで刺激されてしまうのです。
つまり、自律神経が乱れる、ということ。
それにより、体はだるいのに、筋肉や関節の血管が
ギュッとしまってしまい、関節などの痛みも
発生しやすくなってしまうのです。
逆に、気圧が下がることで脳の血管は拡張するため、
頭の一部がズキズキする偏頭痛などが起こりやすくなります。
■ “天気痛”の対処法
対策としては、どんな病気の場合もそうですが、
きちんと睡眠を取って自律神経のバランスを
日ごろから整えておくことが効果的です。
また、適度な運動によって筋肉量を保ち、
血流を良くしておくことも大切ですね。
雨の日は必ず一定のところが痛くなる、という方は、
前もって痛み止めを服用したり、湿布を貼っておくと
いうのも有効な方法ですよ。
いかがでしたか?
天候によって体調が左右されるのは、気圧による
自律神経の乱れからだったのです。
そんな気候の変化にカラダが負けないためにも、
普段からしっかりと睡眠とり適度な運動をする
ようにしないとねぇ。
そして、是非やっていただきたいのが、
うずいたり、痛みを感じたりした時に
その部分をピンポイントで冷やしてください。
痛みを感じるということは、その部分に
熱がこもっているということですから
冷やして熱を下げてあげると、
その後にカラダは、冷えた分、
反対にカラダを温めようとしてカラダの中から
血液を流して温めます。
寝ている時に、うずきや痛みを出にくくするには、
お風呂あがりの「冷水」が効果的です。
コレは、お風呂あがりにお湯でなく、
お水にすることです。
手足にお水をかけて出ると、冷えるのではなく
反対に血行が良くなって温まります。
自律神経の働きも活発になります。
冷え性も改善されて風邪も引きにくくなりますよ^^
是非、お風呂あがりに水を1分以上かけましょう^^