妊婦さんが注意しないといけないこと

2016年4月2日

妊娠をすると、赤ちゃんをおなかの中で育てるために、

しっかり食事をとり、栄養をとることが大切になります。

 

 

特に妊娠中は、鉄分が不足したり貧血になりやすくなります。

そこで今回は、妊娠中の鉄分の必要性について医師に

解説していただきました。

 

妊娠すると何故鉄分不足になるの?

 

血液の中には赤血球という、体中に酸素を届ける

役割を果たすものがあります。

 

 

その赤血球を作るために重要な原料となるのが鉄分です。

鉄分が足りなくなると赤血球が十分に作れなかったり、

小さい形やいびつな形になったりしてしまい、貧血になります。

 

 

妊娠すると赤ちゃんを育てるために、体の中をめぐって

いる血液の量が多くなります。

 

 

そのため、普段よりもたくさんの赤血球をつくる

必要がありますが、それが追いつかなくなるため、

貧血になりやすくなります。

 

 

加えて、つわりであまり食事がとれないため、

鉄分がうまく摂取できず貧血になることもあります。

 

 

妊婦が貧血になると危険な場合も!

 

貧血のおもな症状は

 

・疲れやすい

・動悸や息切れがでる

・体がだるく感じる

・脱毛やぼーっとしてしまう

 

などがあげられます。

 

 

軽度の貧血では赤ちゃんには問題ありませんが、

重度になってくると成長がうまくできない場合が

あります。

 

 

また、貧血の状態で出産時に出血してしまうと、

お母さんの命に関わるような危険性も大きくなるため、

注意が必要です。

 

 

不足した赤血球をおぎなって作るために、

妊娠中の女性は、妊娠していない時よりも約3倍の鉄分を

とることが必要であるとされています。

 

 

特に、妊娠中期以降は、妊娠していない時よりも

血液の量がおよそ40%ほど多くなるので、

意識して鉄分をたくさんとるようにする必要があります。

 

 

鉄分をたくさんとれる食品は?

 

貧血を防ぐためには鉄分を含む食品を摂取することが大切です。

 

・牛肉、豚肉など赤身の肉

・レバー

・あさりなどの貝類

・まぐろ、かつお、さんま、いわしなどの魚類

・大豆

 

など、たくさんのたんぱく質をとることが大切です。

 

 

また、小松菜やホウレン草、ひじきなどにも

多く含まれています。

 

 

同時にビタミンや葉酸などもとり、吸収をうながすことも大切です。

 

 

【わたしからのアドバイス】

 

妊娠中はつわりなどで思うように食事を

とれない方も多いため、その場合は無理をせず、

サプリなどを上手に取り入れて体調管理をしてくださいね。

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