内臓冷えって!?

2016年9月9日

●手足が温かいのに、お腹を触ると冷たい
●全身に汗をかきやすい
●食欲が旺盛
●寒い場所にいると、お腹や太もも、二の腕が冷える
●冷えるとお腹が痛くなったり、張ったりする
●繰り返し風邪を引きやすい

 

これらの項目に、2つ以上当てはまる人は、

「内蔵冷え性」かもしれません。

 

内臓冷え性とは、手足は温かいのに、

体の芯部(内臓)は冷えやすいという冷え性のことです。

 

汗っかきな人の場合、冷え性だと自覚しづらい傾向があります。

 

このため、冷えることに対して無防備に過ごしがちで、

冷え性が重症化にしたり、冷えが原因で病気になってしまったり

することもあるようです。

 

 

● 簡単な調べ方

 

お腹に手を置いて、

手が温かく感じるか?

お腹が温く感じるか?

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手が温かく感じたら内臓が冷えています。

 

◆ なぜ、内臓が冷える!?

 

内臓冷え性は、「交感神経」の働きが弱くなっている

ことで起こります。

 

私たちが外気の温度に関係なく、体温を一定に保てるのは、

自律神経が体温調節をしてくれているからです。

 

自律神経には、交感神経と副交感神経があり、

それぞれがシーソーのようにバランスを

取りながら働くことで、体のあらゆる

機能がコントロールできています。

 

暑くて体温が上がりそうなときは、

副交感神経が優位になり、末端の血管が

拡がって血流が良くなるので、体の表面温度が

上がって熱を放出できたり、汗をかいて熱を

逃がしたりすることができます。

 

反対に寒いときは、交感神経が優位になり、

末端の血管が縮まることで、体の表面温度が低くなり

中心部の体温が維持することができるのです。

 

しかし、交感神経の働きが弱くなると、

寒いときでも、末端の血管が収縮しません。

 

すると、皮膚表面や手先、足先から熱が外に

放出されてしまい、結果的に内臓の温度が

低くなってしまうのです。

 

交感神経の働きが弱くなってしまうのは、

生れつきの体質という場合もありますが、

大抵は、ストレスが多い生活や昼夜が逆転して

いるなどの不規則な生活が原因です。

 

◆ 内臓の冷えを改善する方法

 

汗をかき過ぎると、その汗が冷えるときに、

体温が奪われてしまいます。

 

上半身はなるべく薄着にして、汗をかき過ぎない

ようにしましょう。

 

ただし、お腹や下半身は冷やさないように、

しっかり保温をすることが大切です。

 

また、運動で体温を上げて汗をかくと、

交感神経が強化されます。

 

ウォーキングなど、無理をしなくても

続けられる運動をする習慣を持ちましょう。

 

また、食べ過ぎや水分のとり過ぎは、

汗をかき過ぎる原因になるので、

腹八分目を心がけ、水分補給も適量に

抑えましょう。

 

もちろん、ストレスを溜め込まないこと、

規則正しい生活を送ることも大切です。

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