漢方の考えは「ならないようにする」です。
無理をせずに養生をすることが肝心です。
◆ 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
体がだるい、倦怠感、食欲がないなどの症状が
ある時に服用します。
おなかの働きを良くして元気を取り戻します。
1年を通じて活躍する漢方薬です。
◆ 清暑益気湯(せいしょえっきとう)
補中益気湯を夏用にアレンジしたもの。
夏の暑さで弱った胃腸を補い体力の回復を助けます。
汗をかく夏場の外出前に飲むと効果的です。
◆ 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
脱水症状になり体が熱を持ち出したら飲む。
主成分の石こうは、体の熱を冷ます作用があります。
石こうを白虎に例えて名づけられています。
◆ 五令散(ごれいさん)
めまいや頭痛、おしっこが出にくいなど、
熱中症の症状が進んだ時に飲みます。
◆ 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
熱中症でけいれんの症状が起きた時に飲みます。
筋肉こわばりや足がつった時になどに効きます。
季節を意識して、カラダをいたわって過ごす生活が大切です。