腸内にカビ???
信じられないと思いますが、私たちの腸内には
「カビ」が少なからず繁殖しています。
ある検査をするとすぐにわかります。
それは有機酸検査というもので、
朝一番の尿を採取して検査をします。
もし、腸内にカンジダ菌などのカビやバクテリアが
繁殖していると検査に異常が出ます。
カビやカンジダ菌が腸内で繁殖していると、
お腹の調子が悪くなり、神経系や解毒機能に悪い影響を与えます。
パニックや不眠、焦燥感、イライラ、気分の落ち込み、
慢性的な痛みは、腸内の状態と大いに関係しています。
このような状態をいち早く改善するには、
高容量のFish Oil(オメガ3 EPA DHA)が効果的です。
人によって摂取量は違いますが、1日3g前後で効果が現れます。
一般的には、血液サラサラ、アレルギー症状の緩和などで
知られているオメガ3ですが、その成分にあるDHEA,EPAが
神経をマイルドにしてくれる作用があります。
お腹の状態が改善されるとカラダにどのような変化があるでしょうか。
カラダの中のあらゆる代謝を改善させ、時には性格まで明るくなり、
他人とのコミュニケーションができるようになり、また、
長年抱えていた原因不明の痛みなどから解放されることもあります。
困ったことに、お腹の中にカンジダ菌が異常に繁殖すると、
「シュウ酸」が体内に蓄積して更にカラダにとって
悪い影響を与えます。
腸内のカンジダ菌とシュウ酸には相関関係があります。
カンジダ菌が増殖している場合、有機検査ではシュウ酸の数値が
高くなっている場合がほとんどです。
シュウ酸は尿路結石などにも関与していて、時々腹部に背中に
痛が走るなどの症状がある方は要注意です。
脳の神経もシュウ酸によって障害されるので、
シュウ酸が高い場合は、早めの処置が必要です。
シュウ酸は先端が尖っています。
体内や神経に蓄積し、あらゆる場所に痛みを発生させ、
痛みの原因の一つになります。
また、腸粘膜にも傷をつけて、リーキーガットの原因にも・・
シュウ酸が多くなると、痛みを抑制するマグネシウム、
亜鉛が体内に捨てられて、体内にミネラル不足を
引き起こす結果となります。
シュウ酸が高い場合は、シュウ酸代謝に必要なビタミンB6や、
ビタミンミネラルを十分に補う必要があります。
それでは、お腹の中にカンジダ菌が増えないように、
そして、シュウ酸が蓄積しないようにするには、
どのように食生活に気を付けたらよいのでしょうか。
1、グルテンフリー、カゼインフリーの食事を率先して
和食中心の食事を心がける。
グルテンは、小麦製品に含まれていて、グルテンの中のゾムリンと
言う成分が小腸の粘膜に付着すると、腸管細胞のタイトジャクションを
緩めてしまい、透過性を更新させたり、タイトジャクションを破壊する
と言われています。
更にブレインカット、血液脳関門のトラブルで、脳の問題も
引き起こしてしまいます。
また、カゼインもグルテンと同じくお腹の問題を引き起こす
で抗体を作ります。
2、カンジダ菌などのカビに餌を与えない。
炭水化物や甘いものを減らす。
精神的ストレス、環境的ストレスが多く副腎疲労の方は、
低血糖発作を起こしやすい状態です。
炭水化物ダイエットを無理に行うと低血糖発作の起こすリスクが
ありますので、無理な炭水化物ダイエットは行わず、食事も
頻回にします。
低血糖発作は朝10時頃、または夕方3時頃に起こしやすい傾向があり、
その前にFish Oilを摂取することで、低血糖発作を抑えることができます。
甘いデザートをどうしても食べたくなったら、Fish Oilを代わりに
摂取すると、シュガークレイビングの改善に役立ちます。
3、きちんと消化ができるように消化酵素を食前に摂る。
4、傷ついた腸粘膜の細胞の再生させ改善させるために
必要なビタミンやミネラルを補給する。
私がいつもお話してるカシコグループからのレポートです。
California Nutrients,Inc Orange News 2017 秋号 より