福田・安保理論より
頭痛には痛み方によって、緊張型頭痛や編頭痛など
いくつかのタイプに分類されています。
一般的に緊張型頭痛と呼ばれているものは、
精神的疲労や無理な労作姿勢が引き金となって
起こります。
心身へのストレスは交感神経の緊張を招き、
頭から首、肩にかけての血流を悪化させます。
こうして筋肉が強く緊張すると、頭重と言われる
ような鈍い痛み、頭を締め付けられるような
重苦しい痛みが生じるようになります。
一日中デスクワークに縛られ仕事をこなして
いるとき、細かい手作業を続けたときなどは、
特にこのような痛みが起こりやすくなります。
その後、仕事が終わってホッと一息ついたとき、
又は体が温まった時に現れるのが、いわゆる
偏頭痛のズキンズキンという痛みです。
ストレスから解放されると副交感神経が優位になって、
それまで縛られていた血管が拡張します。
血管が拡張するとプロスタグランジンという
物質は、痛みをもたらす作用もあります。
血管が開き血流がどっと押し寄せたときに、
ズキンズキンと独特の痛みが生じるのです。
消炎鎮痛剤は交感神経を刺激して血管を
閉じる作用がありますから、薬を服用すれば
ズキンズキンという痛みは取れます。
しかし、絶えず消炎鎮痛剤で血管を締め上げていると
血流が回復するたびに痛みが押し寄せてきます。
これでは、永遠に偏頭痛から逃れることはできません。
痛みの再発を防ぐには血流障害を予防しなくてはなりません。
そのためには筋肉の緊張を予防し、ストレスを遠ざける
事が大切です。
年単位で薬を服用してきた人は、骨盤内が血流障害に
陥って、婦人科系の病気になることが珍しくないのです。
体が猛烈に冷え、<月経困難症→子宮内膜症→卵管癒着→
卵巣嚢腫>という流れでしょうがいを起きます。
子宮がんが発症するリスクも高くなります。
現在、何らかの痛みを抱えて消炎鎮痛剤を常用して
いる人は、薬の影響で交感神経緊張状態が固定し
血流障害が悪化しているので、別の部位にも痛みが
生じやすくなります。
腰痛の人が頭痛もちに、頭痛もちの人がひざ痛に
悩まされるなど、血流障害による痛みは形を変えて
現れます。
そうした意味でも消炎鎮痛剤の常用は大変危険です。
髙藤整骨院では、頭痛や腰痛などの原因療法を
アドバイスしています。
痛みに対して鍼灸治療が効果がありますよ。