日本人の約8,4%が偏頭痛を経験しています!!
偏頭痛発作とは4~72時間続く、
片側の拍動性頭痛が一般的とされていますが、
両側性非拍動性の発作も存在し、頭痛のせいで
日常生活に支障をきたしてしまうことが特徴です。
嘔気を伴ったり、感覚が過敏になりすぎてしまったり
中には階段を上る程度のことで、頭痛が増強してしまう
こともあるほどです。
そんな頭痛が仕事中や大切な時間に起きてしまっては、
大変な支障をきたしてしまいますよね。
片頭痛に有効な”2つの療法”と、予防として
知っておきたい“頭痛体操”をお教えします。
1:頓挫療法
頭痛発作の起こった時に症状を治める療法です。
鎮痛剤の使用をもって行います。
その鎮痛剤の上手な使用方法として、
発作が生じたらなるべく早くに使用することが、
薬剤の効果を十分に発揮しやすくさせて
頭痛の強度を上げないために大切なポイントとなります。
つまり、少しでも発作用の症状が出たら、
我慢せず素早く鎮痛剤を用いましょう。
痛みが無いのに予防のために飲むのは止めましょう。
2:予防療法
頭痛発作を起こりにくくし、起こったとしても
軽くすむようにする方法です。
頭痛発作の回数を半分以下に減少、さらに頭痛の強度には
個人差があるものの、日常生活に影響しない程度にまで、
抑えることができるとの報告があります。
この予防療法には
・頭痛体操
・Ca拮抗薬
・β遮断薬
といったものがあります。
● 偏頭痛の予防に有効な“頭痛体操”にトライ!
以下のステップを行うだけで症状を改善することができます。
目的は、肩と首の筋肉をほぐすこと。
まずは、手軽に行える、この頭痛体操を習慣化する
ことから始めてみましょう。
ステップ1
首を大きくまわす事を左右とも5回ずつゆっくり行う。
ステップ2
両ヒジを軽くまげて肩を中心に大きく6回ずつまわす。
肩の筋肉がゴリゴリといったらしめたものです。
●頭痛と上手につきあうことが大切!!
頭痛をなくすことを求めすぎることは得策ではありません。
うまく偏頭痛と付き合っていけるようにしてみましょう。
頭痛のせいで1カ月に10回以上の市販薬であれ
鎮痛剤を使用する方は、病院へ受診して予防療法を
行うことで、生活の質が格段に向上すると思われます。